2015年3月19日木曜日

資生堂Beauty&CO.に船曳ドクターの記事が掲載されました

事務部よりお知らせです。

船曳美也子ドクターが、資生堂 美の応援サイト「Beauty&Co.」に記事を
書いていますのでぜひご覧ください。

「美肌に効くのはなんといっても女性ホルモン!子宮ケアで美肌をゲット☆」


2015年3月10日火曜日

共生

理事長の中村嘉孝です。

先日、英国の議会が、受精卵の核を別の女性の卵子に移植する治療を承認した、
というニュースがありました。報道では「これによって、遺伝子上3人の『親』を
持つ子供が生まれる可能性が高まった」などといわれていますが、実はもうすでに、
そのような人は世界で数十人もいます。

米国でFDAが倫理的理由でストップをかけるまで、Dr. Cohenのラボではミトコン
ドリア病を治療するのに、ミトコンドリア移植をしていました。当時は、受精卵の
核をミトコンドリアに問題のない卵子に移植するのではなく、正常なミトコンドリアを
受精卵に注入する方法を行っていました。もともとの異常なミトコンドリアは残って
いるのですが、注入された正常なミトコンドリアが機能することで発病を防ぐこと
できます。

もちろん、核移植の技術はその当時からありましたが、より侵襲の少ない方法で
ということでミトコンドリアの注入をしていたのでしょう。もう20年近く前ですが、
私もCohenのトレーニング・ラボでミトコンドリア移植も核移植も両方とも練習しま
したが、もちろんミトコンドリア移植のほうが簡単でした。ただ、全てのミトコン
ドリアが置き換わる核移植のほうが、先の世代のことまで考えるとベターだと思い
ます。

ところで、どうしてミトコンドリアだけ別に自分の遺伝子をもっているのでしょう。
変だと思いませんか?ミトコンドリアは、かつて地球に原始的な生命しか存在しな
かった頃に、別の生き物だったものを自分の細胞に取り込んでしまったものだと
考えられています。だから、核の中の本体の遺伝子と別の遺伝子をもっているの
ですね。

そうして生物の長い進化の歴史を振り返ると、もともと共生しているだけのミトコン
ドリアの遺伝子別の人のものだからといって、とりたてて気にするほどのことが
ないように、私には思えてくるのです。













2015年3月6日金曜日

オス駆動進化説

理事長の中村嘉孝です。

最近の生物学の本を読んでいると、「Y染色体は消失する運命にある」とか
「クローンができるようになったら、子どもを産む女性は必要だけど男は
必要なくなる」とか、男性としてはずいぶん肩身のせまい思いがします。

不妊治療の分野でも、残念ながら女性に比べて男性のできることは少ない
のです。男性不妊治療のことを英語でアンドロロジーというのですが、
アンドロロジーを熱心にする意味があるのか」ということが、海外の
学会でもよくトピックスになっています。

極端なことをいえば、一匹でも精子が見つかれば顕微授精(ICSI)をする
ことができます。ですので、逆行性射精の場合の尿中精子回収や無精子症の
場合のTESEなどを別にすれば、はっきりとした効果があるわけではありません。

もちろん、ご主人が奥様だけに負担をかけることを申しわけなく感じ、
できるだけの事をしたい」と思われるのは当然ですし、当院でも積極的に
男性不妊外来に取り組んでいます。しかし、そうして治療をがんばって、
たとえば精子の運動率が30%から40%に増えたとしても、さほど治療には
違いがないも事実です。

精子が少なかったり、運動率が悪かったりしても、女性の手を借りなければ
ならず、なかなか男性は女性に頭が上がらないのですが、先日読んだ生物学の
本におもしろいことが書いてありました。

「オス駆動進化説」というもので、進化をすすめるのは精子の方だ、という話
です。細胞分裂のときにDNAがコピーされます。生まれたときから数が決まって
いて分裂しない卵子とちがって、精子は次々と細胞分裂によって作られます。
ですので、DNAコピーのときにミスが多くなるのですね。ミスいうと聞こえが
悪いですが、DNAが変わるから進化であって、女性ではなく男性が進化の原動力
となっているのです。

男性としては、少しは鼻が高い話だと思ったのですが、よく考えてみるとそうで
もなさそうです。うまくいけば「進化」ですが、DNAの配列が変わることで病気に
つながる場合も出てきます。年齢が高ければ、精子も分裂をより多く繰り返して
きた、ということです。生殖と年齢といえば、どうしても卵子の染色体のこと
ばかりが話題になりますが、じつは加齢によって精子のDNAも影響を受けているの
ですね。

今、進められている着床前診断はaCGHといって受精卵に染色体レベルでの問題が
ないかどうかを調べるものなのですが、近々、次世代シーケンサー(NGS)で
すべてのDNAの配列を調べるようになるでしょう。そうすると、染色体レベルの
異常だけではなく、遺伝子レベルでの変異もわかるようになります。しかし、
はっきり病気ということがわかる変異はともかく、はたしてその変異は異常なのか
進化なのか、頭の悩ましい問題になりそうです。


2015年3月3日火曜日

資生堂Beauty&CO.に船曳ドクターの記事が掲載されました

事務部よりお知らせです。


船曳美也子ドクターが、資生堂 美の応援サイト「Beauty&Co.」に記事を
書いていますのでぜひご覧ください。

「浮気とおっぱいの深い関係。マンネリもラブラブもホルモンがカギ!」
http://www.beauty-co.jp/news/dbn/love/DB005218/


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