2016年6月28日火曜日

桃太郎伝説

理事長の中村嘉孝です。

先日、岡山大学で卵子凍結の倫理問題についてのシンポジウムをするから、どういうつもりで卵子凍結をしているのか話すようにと言われ、行ってきました。

岡山大学はエンブリオロジストを養成するプログラムを持っていることで有名です。せっかくなので少し早めに伺って、施設を見学させていただきました。弊院でも研修センター内にトレーニング専用のラボを設けていますが、色々と参考になることがありました。

シンポジウムでは30分の時間をいただき、私どもの考え方について説明しました。厳しい批判を受けるものと覚悟していたのですが、法学者、倫理学者の先生方もリバタリアンの立場のようで、好意的なご意見をいただきました。

さて、卵子凍結についてよく言われるのは、いつまで妊娠を遅らせることが許されるかということ。生殖医学会のガイドラインでは45才は推奨できないとなっています。もちろん、妊娠・出産の合併症リスクは年令とともに高くなりますから、医学的な制約はあります。しかし社会的な観点での制限ということで言えば、リバタリアンの私としては、ご自身が決められることであって、医療機関がとやかくいうべきことではないと思っています。

ところで岡山といえば桃太郎伝説。ご存知の通り、「昔、昔、あるところにおじいさんとおばあさんが・・・」から始まるお伽話ですが、そういえば竹取物語も老夫婦が子どもに恵まれる話です。今とは違って、老夫婦といってももう少し若い年代を指しているのかも知れませんが、それでも40~50才以降には違いないでしょう。

年を取ってから子育てとなれば若い世代のような体力はないかも知れませんが、それでも大事に育てる気持ちがなによりだと、私は思っています。











2016年6月13日月曜日

事業継続計画(BCP)

理事長の中村嘉孝です。

最近、事業継続計画(BCP:Business Continuity Plan)という言葉をよく耳にします。内閣府の防災情報のホームページにも記されているほどで、災害が起きた場合にも重要な基幹業務に支障が来たさないように対策することをいいます。

もちろん、BCPなどという大層な言葉ができる前から、オーク会ではさまざまな対策をしてきました。たとえば、自家発電装置があります。2000年の設立当時は、世間の防災への危機管理の意識も薄くて、「大阪市内で停電などないからムダでは」と設計事務所からも言われたのですが、あえて導入しました。また、万が一の場合が大雪の夜であっても到達できるように、徒歩15分圏内に医師4名が居住しています。

もちろん医療そのものだけではなく、現場を支えるバックヤードの業務についても同じです。現在、オーク会では診療のIT化を進めていますが、仮にシステムがダウンしても安全を確保しながら業務の遂行ができるように、紙ベースでの記録を常にバックアップしています。

東北、熊本と恐ろしい災害が続いています。もちろん自然の猛威に人の力の及ぶべくもなく、どれほどしても万全ということはありませんが、弊院として精一杯の対応をしていく所存です。

そう改めて心に誓っていたところ、さきほど自然災害に見舞われました。危機管理態勢が機能して業務を継続できましたが、今後なお一層、心を引き締めて努力していきたいと思っております。